我が家の、エイトリアムそしてロンドンでの日々

My Life with English

Haruna

2024年暮れから2025年3月までの4か月、渡英準備のためにご主人と共に通って下さいました。短い間でしたが濃縮されたお付き合いとなりました。その後どうしてらっしゃるかな?と、イギリスからの便りをお願いしたらこんなにたくさん書き綴って下さいました。エイトリアムでの準備編と、明るい季節の英国ライフ4か月のお話です。

急遽決まった夫のロンドン駐在をきっかけに

夫と私は、昨年秋から約5ヶ月間エイトリアムへ通わせていただきました。急に夫のロンドン駐在が決まったためです。娘2人を連れての帯同にあたり、私自身もこの機会に成長したい、娘たちをサポートできるようになりたいと思い通い始めました。現在、家族でロンドンへ移り住んで4ヶ月が経ち、みんなで充実した毎日を送っています。

ロンドンに行くなら~と、ブリティッシュイングリッシュを学ぶ!

我が家がエイトリアムと出会ったのは、『ロンドンに行くならBritish Englishを習うべき』ということで、夫がインターネットで見つけた時でした。夫は初回レッスンに参加した日から、「アットホームな教室で、先生たちに親身に話を聞いてもらえた!」と喜んでいました。先に大手英会話スクールに通っており、比較して強い信頼感を持てたようです。私もいくつかの教室に体験参加した結果、エイトリアムに通うことを決め、夫婦それぞれ週1〜3回ずつ通うようになりました。日替りで私たちが通うので、先生からも「もうここに住んだらがいいんじゃないの?」と言われるほどでした。

プライベートとグループで学んだ4カ月

私は社会人になって以降英語を使う機会がないことに心残りがありました。このまま英語と離れたままになるのかと思っていたところ、約10年以上ぶりに英会話と向き合うことになりました。はじめは緊張しましたが、Steveを始めエイトリアムの先生方は、私の伝えたいことを汲み取って補ってくれます。英語でコミュニケーションができることの楽しさを思い出させてもらいました。

プライベートレッスンでは、イギリスの教育制度や住むのにおすすすめのエリアなどについても具体的に教えて頂くことができました。ここで先生方に直接相談できたおかげで、渡英に向けて私自身は不安がなく前向きでいられました。グループレッスンを受ける前は、他の方よりも上手く話せないと恥ずかしいと思っていました。でも私は、同じく子育て中かつロンドンが大好きで留学経験もあるとても素敵な生徒さんとご一緒させていただきました。他の方の意見や表現を聴けることは想像以上に学びがあり、レッスンが充実しました。

イギリスの歴史に夢中になる

特に印象深いレッスンは、イギリスが舞台の歴史映画やドラマについてグループで会話した時です。私がエリザベス2世の生涯についてのドラマ『The CROWN』について話すと、先生は「そこから時代をJump backして、少しずつ昔の作品を見ていくと、歴史の繋がりがよくわかるよ」と教えてくれました。クラスメイトはエリザベス1世の映画について教えてくれて、先生はヘンリー8世と英国国教会、そこからさらに昔の歴史について教えてくれました。このレッスンを期に、私はどんどんイギリス舞台の作品や歴史に夢中になりました。

そして9月、ロンドン便り

4月に渡英してはや4ヶ月。学生時代に一生で一度きりかもと思って旅して大好きになった街で、いま家族で生活できていることにワクワクしています。今年の春夏のロンドンは美しい晴天が続き、珍しい程の日照量だったようです。歴史ある赤茶色のレンガの建物や、真っ白な外壁にカラフルな玄関ドアの家々と、青空と新緑と色とりどりのお花の美しさに圧倒されました。

娘たちの学校生活

赤いカーディガンの制服を着て元気に登校

Primary schoolの制服
娘たちも元気に過ごしています。まだ英語が話せない娘たちの学校について心配が尽きなかったのですが、渡英して2週間で現地公立校(Primary school)へ揃って入学しました。ロンドンは公立校もみんな制服登校ですが、校章入りのカーディガン以外は、大きなスーパーの制服コーナーでポロシャツやスカート、チェック柄のサマードレスを各自揃えるスタイルで驚きました。娘の学校は赤いカーディガンや赤のギンガムチェックのサマードレスでとても可愛らしいです。

違うことが当たり前という環境
はじめはつらい思いをするだろうと覚悟していましたが、ほかの日本人の生徒さんにもサポートしてもらい、初日から楽しく通えています。新しい環境に順応し前向きに楽しむ姿に勇気をもらいます。クラスメイトの中でもちろん日本人はマイノリティ、と思いきや、よくよく聞くとさすが移民と共存する街。出身は見事にみんな世界各国バラバラで、英語が第一言語ではない子も多く、英国国教会の学校ですが各家庭の信仰も様々。英語が話せない、肌や髪の色が違うということに対する差別は全く感じません。娘たちもみんな違うことを当たり前のこととして捉えて友だちになっています。幼少期にこのような環境で、多様な価値観に触れられることはとても幸せだと感じます。

驚きのスクールイベント
学校では特にイベントに驚きました。例えば創立150周年Partyでは、まず子どもたちは学校からの指定があり、ヴィクトリア朝時代の制服コスプレで参加しました。メインはDJの仕切りによるゲームや歌やダンス。周りが住宅街なんていうことはお構いなしに、マイクで”Scream!!” と煽ってみんなで叫び、カンナムスタイルやAPTを歌って踊ります。締めに校長先生含む先生たちが全員前に出てみんなでMacarenaを踊っていました。フリーダンスを踊りたいという子たちが堂々と踊り、ママたちもなんともダンスが上手!全てが日本と違って面白かったです。

ヴィクトリア時代のコスプレでイベントへ向かう

街なかの「声がけ」に思う

子どもと生活する中で、kids-friendlyな街だと感じることが多いです。特に地下鉄では、大抵席を譲ろうと声をかけていただけて大変ありがたいです。駅には残念ながらリフトがないことが多いですが、ベビーカーを持っていると、必ず周りの方が助けてくれるそうです。日本しかり、旅行で他のヨーロッパの国に行くとそんなことが滅多にないので、ロンドンの人々の優しさに頭が下がります。またリフトで一緒になっただけでも降りる時に “Have a lovely day! ” と声をかけてくれるのも嬉しく、私も同じようにスマートな親切を返せるようになりたいです。

英国君主の公式誕生日、TROOPING THE COLOUR

英国の儀式に登場する航空ショー Fly past

先生からイギリスが舞台の作品や歴史を教えていただいたことで、ロンドンの街歩くだけでもドキドキします。歴史を多少でも知った上で本物を観ると感動が違います。6月には “Trooping the colour”という国王の公式誕生日パレードがありました。1人でバッキンガム宮殿前のThe Mallの沿道で4時間立って参戦しましたが、とても特別な経験になりました。馬と共に行進や演奏をする衛兵部隊、本物のRoyal family、三色のFly past 。パレード待ちの間は、周りの人たちが「この前の国王の戴冠式は見に来たかい?」 とか、「去年のパレードでのベストショットはこれよ!」と会話をしていたり、半君主制の団体に向かって “We love the King! “と声を合わせて言い合っていたり、それをワクワクと観ていました。

英国君主の公式誕生日に行進する衛兵隊

クーラーの無いサウナな日々と、ミュージアム三昧できる喜び

夏は日本と比較すれば楽なものでしたが、我々が借りているフラットにも、地下鉄やバスにもクーラーがなくて、サウナになりました。ヨーロッパは日本よりも太陽との距離が近いとかで陽射しが強いらしく、目眩のするような暑さでした。とはいえ娘たちが夏休みに入る頃には落ち着き、毎日のようにplaygroundやmuseumを巡ることができました。museumには世界各国から集められた貴重な作品が美しく展示されており本当に素晴らしいです。多くがそれらをいつでも無料で観ることができることに、イギリスの偉大さを実感せずにはいられません。

日本と違う時間の流れ方を感じる

9月から学校は新学年を迎えました。長女は日本では小学校2年生ですがもうYear4に、次女は年長ですがYear1に進級しました。先日は朝、学校へ送り届けた後に歩いてHampsted heathまで、友人のワンちゃんのお散歩に同行してきました。広大な森や草原のような場所で、朝から多くのロンドナーたちが愛犬を連れてお散歩、読書、ピクニック、優雅な時間を過ごしていました。日本とは時間の流れ方が違うようです。池では肌寒いなか平日の朝から泳いでいる大人がなぜか結構いるのに驚き。多くの人が自然のなかで自由に過ごしていて、なんとも贅沢だと感じました。

最後に・・・ 多くを観て、挑戦して、成長したいと思う今

ロンドンでの生活が楽しいと感じると同時に、エイトリアムでの学びと出会いがなければまた違う毎日になっていたと感じます。渡英に向けて、英会話はもちろんですが、多くのことを相談させていただき精神的にも支えられました。またイギリス好きの生徒さんたちとの出会いから、せっかく私はいまロンドンにいるのだから、いろいろなものを観て、挑戦して経験してこなくては!と原動力になっています。今はマラソンに出られるようランニングを始めました。また帰国後には成長した姿を見ていただけるように家族で頑張ります。

絵画のようなHamstead heath

 

 

 

 

 

 

 

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