写真留学から始まったロンドン通い。カメラ片手に自己発見を求めて。

My Life with English

Risa K

前週はロンドンでライブ三昧していたかと思うと、翌週にはホームワークをこなしてレッスンを受けている。確かこの前も。。。 Risaさんを見ていると、ロンドンも近くなったものだと思わずにはいられません。クラスメイトに恵まれ良い刺激をもらっているとRisaさんは言いますが、彼女が皆に与える刺激もまた大きいに違いないのです。

音楽好きの私はロンドンへ向かった

2014年、夫の転勤を機に私は勤めていた会社を退職し、写真を学ぶために3ヶ月間イギリス・ロンドンへ飛び立つことを決めました。それから9年が経った今、私のパスポートにはイギリスのスタンプが並んでいます。そこにはただの観光旅行の記録以上のものが詰まっています。

留学先にロンドンを選んだ理由は、UKロックが好きだったことと、ある写真家の「アートが好きな人はニューヨーク、ファッションが好きな人はパリ、音楽が好きな人はロンドンへ」という言葉を思い出したからです。

2014年7月、ロンドンに降り立ったその瞬間から、人、街並み、言語の響き、光、匂い…そのすべてに魅了され、すっかりこの街に”Fall in Love”してしまいました。それ以来、夏休みや休暇を利用してイギリスに通い、写真を撮り続けています。

paddington sta

ロンドンに到着した日に撮ったPaddington Station

My Life with LONDON

私が留学先で選んだコースのテーマは、「観光写真ではない写真を撮ろう」というものでした。多様なバックグラウンドを持つクラスメイトたちと共に、ロンドンの隠れた美しさと日常の魅力を収めるために、 カメラ片手に街を歩き回りました。

特に印象的だったのは、ロンドンを知り尽くすイギリス人のクラスメイトの存在でした。「さすがロンドンを知り尽くしている人が撮る写真は違う!」と思った瞬間でしたが、同時に、日本からの留学生である自分の目を通して見えてくるロンドンの姿があることにも気付かされました。晴れた日にビーチに寝そべるかのように公園で過ごす人々、 ボーリング場でビール片手に楽しむ人々の姿、これらは現地の人にとってはありふれた日常の光景なのかもしれませんが、私にとっては魅力的なロンドンの一コマでした。クラスメイトのさまざまな視点から生まれた写真を通じて、ロンドンが抱える多様性と面白さに触れ、“When a man is tired of London, he is tired of life” という言葉の意味を身をもって体験できました。

曇りの日が多いイギリス。晴れた日は公園で日光浴! London Fieldsにて

また、念願のライブにも足を運ぶことができました。初めて現地で観たライブはハイドパークで行われたThe Libertinesの再結成ライブでした。再結成ということもあり、ライブはセキュリティの判断で何度もライブが中断するほどヒートアップ。開演前に親切に場所を譲ってくれた紳士的な男性も、ライブの波に飲まれ、気付けば姿が見えなくなっていました。

The Libertines再結成ライブ

The Libertinesの再結成ライブ 。2014年7月5日 Hyde Parkにて

My Life with ATRIUM

ロンドンに通い始めて5年が経った頃、買い物に訪れた吉祥寺の街角でエイトリアムのユニオンジャックの看板が目に飛び込んできました。まるで新たな被写体と出会った時のような感覚を覚え、その場で電話をかけて教室を訪れたことが、私の英会話ライフの始まりでした。

私は毎週グループレッスンに参加しています。クラスメイトは年齢もバラバラで、英語学習の目的もさまざまです 。イギリス英語やイギリスの文化に興味があるという共通点があるため、 話題に事欠くことはありません。また、エイトリアムには音楽好きの先生がたくさんいます。「オアシスとブラーが対立していた90年代のイギリスってどんな感じだったの?」といったトピックについて、当時イギリスに住んでいた先生から直接話を聞けるのも楽しいです。

レッスン以外では、フットボールやラグビーの話題で盛り上がったり、クリスマスには先生手作りのミンスパイを囲む英国ならではのイベントがあったりと、 アットホームな雰囲気に包まれています。 エイトリアムは、私にイギリスを訪れているような感覚を持たせてくれる場所です。

My LIFE

イギリス英語を学び、イギリスのカルチャーへの理解を深めたことで、私は一歩踏み込んだ作品作りができるようになったと感じています。コロナ禍でしばらくロンドンに足を運べていませんでしたが、今年の夏、4年ぶりにロンドンを訪れました。新しいまっさらなパスポートを手にし、新たな旅が始まるような気持ちでした。入国審査の手続きも簡素化され、以前のように「今回は何しに来たの?」「ライブは誰と行くの?」「友人はどこに住んでるの?」と質問されることもなくなってしまいましたが、私の渡英目的は今後も「自己発見」であり続けるでしょう。

私を探しに。

 

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