アート&エンターテイメント情報

来日、マシューボーンの ROMEO+JULIET

2024年4月10日~21日、東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
「Matthew Bourne’s ROMEO+JULIET/マシューボーンのロミオ+ジュリエット」

romeo+julliet

舞台は近未来の矯正施設。

チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」と言えば、クラシックバレエの古典であり、誰もがチュチュを身にまとう女性を思い浮かべるにちがいないが、これを男性ばかりが演じるという画期的な演出をしたのが鬼才マシュー・ボーンである。そのマシューが手掛けたシェイクスピアの3大悲劇の一つ「ロミオとジュリエット」が舞台を14世紀のイタリアから近未来にと変え、これまたユニークな演出で、イギリスからアメリカ・フランスツアーの後、今年2024年春来日する。

マシューボーン演出、白鳥の湖

マシューボーンの名をバレエ界に知らしめた「白鳥の湖」

Diversity(多様化)とかGenderless(性差別の無い)と言った言葉が現在のように教育的な意味を持つ前から舞台で自由に表現していたマシュー・ボーンの世界を堪能したい。

MAKING OF HARRY POTTER  スタジオツアー

2023年6月16日、東京都練馬区としまえん跡地で公開始まる!
メイキング オブ ハリーポッター

ハリーポッターと賢者の石

今世紀最大のファンタジーの足跡を見る

シリーズ第1作目「ハリーポッターと賢者の石/Harry Potter and the philosopher’s stone」が映画化されて日本公開されたのは、2001年の12月のこと。エイトリアムでは希望者を募って吉祥寺のオデオン映画館の席取り計画を立て2列を占拠に成功。鑑賞後に子供たちの話すイギリス英語がなんとはぎれ良く、可愛らしいことか~。そんな話をした記憶がある。

第1作の英語タイトルは、原作のイギリス版ではPhilosopher’s Stone. アメリカ版ではSorcer’s Stone. Philosopherの意味は「哲学者」だが、Sorcerは「魔術師」を指す。アメリカ版はいかにも映画の中身を想像しやすいが、イギリス英語、イギリス俳優にこだわる原作者 J.K. Rowlingの意図するところではなかったろう。そもそもこれほど国内のみならず海外でも人気を博すなど想像だにしなかったに違いないのだからやむない話である。あれから20年以上の月日が経った今、かつてハリーポッターに憧れていた子供たちが今はは大人になってエイトリアムを訪れる。2001年12月に映画館で2列を占拠した同志たちは。。。

前置きが長くなったが、6月16日、東京練馬区のとしまえん跡地にオープンした「メイキングオブハリーポッター」スタジオ。エイトリアムはこの夏、生徒たちと共に訪れる。

2023年8月13日、参加希望者と共にスタジオツアーに行ってきました!カフェでのゆったり時間もあって、5時間の大ツアーでした。

MOONAGE DAYDREAM  デビッドボウイ・ドキュメンタリー

※ このイベントは終了しています。
デビッドボウイの公式ドキュメンタリー
監督:Brett Morgen

「MOONAGE DAY DREAM/ムーンエイジ・デイドリーム」
3月24日全国公開(吉祥寺ではアップリンクにて)

ボウイはいつも伝説だった

ボウイはいつも伝説だった

デビッドボウイは自身の映像や音源を大量に保管、さらに買い取るなどして入手し、膨大なアーカイヴを作成していたと言われる。その中には多くの未公開映像も含まれているとか。ノンフィクション映像作家のブレットモーゲンは、2007年にボウイと会ってハイブリッドなノンフィクション映画を作りたいとその構想を語るが実現せぬまま2016年、ボウイは他界。モーゲンはボウイ財団からボウイの全てのアーカイヴにアクセスする許可を得て、5年をかけて公式ともいうべきドキュメンタリーを作り上げた。それがこの「MOONAGE DAYDREAM」という映画である。”Experiential IMAX movie, no interviews, no talking heads, no biography” 「壮大なIMAX映画、インタヴューは要らない、語り手も要らない、伝記も要らない」 ドキュメンタリーという枠を超えた映画だという。モーゲンは500万ものアーカイヴを見ることに2年を費やし、脚本を考えることに1年費やし、途中で心臓発作を起こして倒れるが、この時さらにボウイと結びついたようだ。ボウイの時代はまだ終わらない。

MARY QUANT マリー・クワント展

※このイベントは終了しています。
2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)

Bunkamura ザ・ミュージアム

マリークワント展

V&Aから来日したマリークワント展

1960年代ロンドン発のカルチャームーヴメント、SWINGING LONDON立役者の一人、マリー・クワント。彼女がデザインした衣類や小物、写真の数々がV&A(Victoria&Albert美術館)から来日し、現在渋谷Bunkamuraで公開中である。ファッションを庶民のものに、生き生きとカラフルに塗り替えたマリー・クワントの作品をぜひ観ておこう。当時、若者たちがファッションという自由を身にまといロンドンの街角を闊歩した様子が目に浮かぶようである。

マリークワントとヴィダルサスーン

マリークワントのヘアデザインを生んだヴィダルサスーン

マリー・クワント
大学で知り合った未来の夫、アレキザンダー プランケット グリーンと彼の友人のアーチー・マクネアと共に1955年、彼女が25歳の時、ロンドン、チェルシーにセレクトショップ「BAZAAR」を開店。彼女自身もデザインする服を発表し始めるとその革新的なファッションがその登場を待ち望んでいた時代の風潮と相まって大ブームとなる。ミニスカート、タイツ、ホットパンツ、それまで洋服に使われたことのなかった新素材など取り入れるなどして、それ以前のファッションのイメージを塗り替えた。このイベント終了後の今年4月、93歳で夫の元へ旅立った。

Twiggy

マリークワントを着るTwiggy

ドキュメンタリー映画「マリー・クワントと、スウィンギング・ロンドンの伝説」も同時上映/巡回中。あの時代を恋しく思う人たちも、全く知らない若者たちも、あらためてそのカッコ良さに魅了されることだろう。
監督:サディフロスト
出演:ケイト・モス(モデル)ヴィヴィアン・ウエストウッド(ファッションデザイナー)エドワード・エニンフル(ファッションディレクター)シャーロット・ティルベリー(メイクアップアーティスト)他。

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