私の英会話ライフ
Junko.K
エイトリアムでベイキングのワークショップを開催してくれたこともあるじゅんこさんが近年最も影響を受けているのがブリティッシュベイクオフシリーズだとか。そういえばワークショップでスティーブとの掛け合いも英語で上手にやっていらっしゃいました。じゅんこさんが英会話を学び続けられるその原動力は、尽きない好奇心×探求心にありと言えそうです。
※scrumptiousとは「とってもおいしい」という意味。ブリティッシュベイクオフで審査員のメアリーベリーがよく使う言葉。
エイトリアム歴と関わり
いつ通い始めたのか?おそらく2008年だったと思います。15年以上通っているのですごいねと言われることもありますが、20年超えの方々も何人もいらっしゃるので、今でも5, 6年目の気持ちです。
レッスンはテキストからの学びも多いですが、自分の意見にさらに視点を変えた意見をもらえたり、単なる「英語の勉強」ではないレッスンになったりします。盛り上がるテーマの時はフリートークがそのまま授業になることもあり、その臨機応変さが他のスクールと違う面白さだと思います。
グループレッスンでは、クラスメイトが話す内容や話し方、使うイディオムなど、自分では使わないな、そういう言い方考え方もあったのかと目を開いてくれるきっかけが散りばめられており、年齢・性別・経験さまざまな人と先生が一緒になって、英語だからできるディスカッションがあることが実感できます。普段の生活で気になったり面白かったりしたトピックスは次のレッスンで投げかけてみよう、と楽しみになることも多いです。
レッスン後にクラスメイトとランチに行って、お互いの興味関心を気軽に話す機会も英会話に加えて楽しい時間なので、エイトリアムは大人になってからの気軽な友達を作る機会としても大切なきっかけになっています。
普段は何をやっている?
仕事は米国系企業の日本法人でコンサルタントをしていますが、仕事上英語を使うのは社内のコミュニケーション(メールやSNSのやり取り、アメリカ出身の役員との会話)くらいです。意識して使わないと英語を忘れる環境とも言え、英会話は脳トレの位置付けでもあります。
最初はアメリカ英語だった
学生時代は学校でもプライベートでもどっぷりとアメリカ英語に浸かっていました。授業のヒアリングはアメリカ英語しか聞かない、映画も音楽もアメリカ中心でした。それもあって、長いことLとRをしっかり区別して、舌は丸めてRを発音しなくては!と思っていたし、トマトはトメィトゥ、茄子はエッグプラント、地下鉄はサブウェイでした。
そもそも英語の勉強の動機は大好きなアーティストのPRINCEの歌詞を理解するためでした。そして、海外旅行のツールとして考えていたのでアメリカ英語でも全く問題なしで過ごしてきました。

英語を始めた動機はPRINCE
旅を通じて体感した「英語万能じゃない説」
これまで18の国・地域に旅行をしてきて、英語で助けられたことは数えきれないくらいありました。ユースホステルで色々な国から来た人たちと友達になって飲みに出かけたり、タイのビーチで日焼け止めを塗り忘れたせいで、服を着るのも辛いくらいの日焼けをしてしまった足を見て「Burn! Burn!」と声をかけてきたイタリア人ご夫婦に晩御飯をご馳走になったり、ふと親切にしてくれた人たちにお礼を咄嗟に言えたり、観光客相手のぼったくり写真家に抗議ができたり。
ただ、旅行では英語が通じないところもたくさんあることを実感することもあり、「コミュニケーション=完璧な英語を話せること」という構図ではないことも体感できました。伝えたいことを伝えたい!という気持ちがどこに行っても一番大切だというのは真実だと思っています。
旅の思い出として強烈に記憶に残っているのは意外と英語が通じない場所での体験だったりします。まだ旅と言えば徹底的に読み込んだガイドブックを片手に行くものだった時代に、ハンガリーのブダペストからヘレンド(磁器メーカーのヘレンドのお膝元)に行くためのローカル線の旅です。電車の車内販売のおばさまがとっても丁寧に商品を見せてくれたこと、コンパートメントに同席した若者たちが日本語を面白がって盛り上がったこと、乗換駅の駅員さんとのマジャール語と日本語でのやり取り。お互いニコニコしながら一切会話は成り立たず、最後はA4ノートに電車、私、時計、などの絵を描いて、発車時間や帰りの最終電車の時間など、QAを繰り広げたのはとても楽しかったです。聞いてあげたいという駅員さんの気持ちや、周りの助けてあげたい、面白そうだと思っている人たち。旅先での人との関わりはどんな言語かに拘らず、どこに行っても非常に濃くて楽しいものです。
あれもこれもイギリスと繋がっていた
旅で楽しいのは、その土地の土着文化や歴史や最新の流行などを肌で感じられることです。大学時代にパブの名前のバリエーションを調べて歩いてみたことがあり、パブの成り立ち自体にもイギリス人の生活が感じられる面白さがありました。パブの名前の幅広さとウィットとシニカルさ。そこからアメリカ一辺倒だったお気に入り映画・音楽にイギリスのパーセンテージがぐんぐん増えていったのです。 素敵カルチャー・クラブ、生まれ変わったらこの人の声を授かりたいジュリー・アンドリュース様、マーマレード好き仲間のパディントン、ショートブレッド、サンデーロースト、クリスマスキャロルにシャーロックホームズ。中学時代から観戦していたラグビー、ピーターラビットに世界史で耳馴染みのよかったバラ戦争、映画ホリデイのジュード・ロウの笑顔とサリーという場所にある素敵な家、などなど。数えきれないくらい影響を受けていました。

2019RWCは開幕戦から決勝まで15試合を観戦
大学、大学院ではロシアのロマノフ王朝の陶磁器製造の歴史について研究していて、エルミタージュ美術館に収められているウェッジウッドのフロッグディナーサービスの食器をたくさん写真に撮って研究論文に書いたこともありました。
そんなことからイギリス英語を体感できる英会話教室を~と探した時に出会ったのがエイトリアムです。
Soggy bottomに要注意
天然酵母のパンを焼くことが好きで、たまにワークショップを開いているという話をレッスンで話したら、スティーブからお誘いがあり、エイトリアムの生徒さんにフォカッチャワークショップを開催することになりました。英語教室の場がその日はクッキング教室になって、みんなで賑やかなワークショップと試食ができました。コロナ禍の2022年1月2日はオンラインピザレッスンを開いて、お正月からピザを楽しみました。こういうチャレンジや楽しい企画ができるのもエイトリアムのアットホームさならではだと思います。私だけでなく、色々な生徒さんがチャレンジしていることを後押ししてくれるのが居心地の良さにつながっています。
「英語+ベーキング+イギリス人の面白さ」が合体したリアリティショー「The Great British Bake Off」が大好きです。アメリカのリアリティショーと比べてみると、コメントの仕方やこだわりなどの違いが見えてきて、単なる番組としてだけでなく、自分なりの比較文化学としても楽しんでいます。

「ブリティッシュベイクオフ」アマチュアベーカーが菓子作りの腕を競うイギリスの大人気番組。
GBBOのBBC版が特に好きで、シリーズ1から7までは多分7回は繰り返し見ています。時にはレシピをメモして自分でも作れるようにしてみたりもしています。審査員のメアリー・ベリーとポール・ハリウッドが話すベーキング関連の英単語や批評の言葉は、なるほどこういうのか!という発見で、Sheer perfection!やBlind bakeなどの言葉は番組を楽しみながら頭に入る様になりました。特にsoggy bottomはパンやお菓子をオーブンに入れた時に頭の中にポールが登場するくらい刷り込まれてしまいました。焼きあがったかは底を見ろ!

バンズも底までしっかり焼けています!

ポール・ハリウッドカラー?の愛犬の秋田犬と
